今回は「配列のデータ表示」について書きたいと思います。
まずはサンプルプログラムを見てみましょう。
<?php $fruit = array("Apple","Orange"); echo $fruit; //配列の中のデータを表示したい
実行結果を見て頂くと、5行目のecho の行でエラーになっているのがわかります。
(array5.php on line 5 の部分)
また、エラーとうよりは Notice ですので、「通知」ぐらいの感覚です。
配列を文字に変換することはできないよ、ということでしょう。
詳しいことは置いておいて、ようは、配列にechoという出力命令はあってないよ
ということになります。
上の画像を見て頂くと、printという命令もエラーになります。(実際にやってみてください)
しかし、print_rやvar_dump(バーダンプと読みます)は使えるようです。
サンプルプログラムをみてみましょう。
<?php $fruit = array("Apple","Orange"); //フルーツのデータを格納 print_r($fruit) ; //配列の中のデータを表示したい echo "<br><br>"; //2回改行 var_dump($fruit); // 詳しい情報も表示される
print_rはこれまでのサンプルプログラムでも使ってきましたが、配列の中身を
閲覧する一番シンプルな出力命令です。
タンスで考えると、1段目(=プログラミング上は0段目)にはAppleが、
2段目(=同1段目)にはOrangeが入っていることがわかります。
一方、var_dumpという出力命令はもっと詳細な情報を提供してくれます。
まず、この配列がarray(2)ということで、全部で2段のタンスであることを押しててくれます。
さらに、1段目(=0段目)のデータはstring(5)ということで、文字列データの5文字の
データであることを教えてくれます。
このように全体で何段あるのか、またそれぞれのデータのデータ型な何なのか、
を知りたいときはvar_dumpが有効です。