今回も内容としてはかなり難しいです。
「2次元配列をfor文で表示する」を書いていきます。
前回はforeachでしたが、今回はfor文です。
これを理解するには以下の2つを理解しておくことが重要です。
PHP 二重ループ
PHP 配列の要素数を取得する
ではサンプルプログラムを見てみましょう。
<?php $x = array(); $y = array(1,3,5,7); //奇数の数値を格納 $z = array(2,4,6,8); //偶数の数値を格納 array_push($x,$y) ; //xにyを追加 array_push($x,$z) ; //xにzを追加 //count($x)は$xの行数を返す、つまり2となる。 for($i = 0 ; $i < count($x) ; $i++){ $row = $x[$i]; //$i行目の要素を$rowにコピーする //for文の二重ループ for($j = 0; $j < count($row); $j++){ //count($row)は列数となる。つまり、4となる。 echo $x[$i][$j]; //$i行目の$j列目を表示 echo "<br>"; } }
いかがでしょうか。かなり難しいことはわかって頂けたのではないでしょうか。
2次元配列は上図の様な表形式で表せます。
外側のforでは、行の部分を繰返します。1行目、2行目・・・と。
ただし、繰り返す回数は行数ということになりますので、ここでcount関数を用います。
$xの行数を求めるためには count($x)で取得できます。
サンプルプログラムにおいては、1回目のループで取得した$rowは
実は$yと同じデータということになります。
そして、内側のforでは、列の部分を繰返します。1列目、2列目・・・と。
1回目のループでは、繰り返す回数は $xの0行目の列数ということになりますので、
count($x[0])で取得できます。これはcount($y)と同じ意味になります。
最後に、表示ですが、$xの1行目の1列目を表示するには $x[0][0]とすれば良かったので、
ここを $x[i][j] とすることで実現できます。
前回同様、ここまでの説明ですぐに理解できるのであれば、ここまでの内容をかなりよく
理解できていると思います。
ただし、私も含めて多くの人が1回で理解するのは難しいと思います。
なので、そういう方はここでもう一度復習しておきましょう。
特に以下の2つは抑えておきましょう。
PHP 二重ループ
PHP 配列の要素数を取得する