今回から「関数」について書いていきたいと思います。
「関数」を勉強することで、「プログラマーの考え方」の一部を理解していただけると思います。
関数とは何かを受け取り、何かを返却するもの
というイメージになります。
例えば、コンビニで荷物を送るという日常の作業を思い浮かべてみましょう。
伝票を書いて、荷物を持って行くと、店員さんは以下の様な作業をします。
※私が高校生の時のコンビニでの作業を思い出して書いています。
1.送り先の郵便番号をレジに入力する
2.荷物の大きさをメジャーで測る(縦、横、高さの合計)
3.大きさの範囲(縦、横、高さの合計が180cmなら2みたいな)をレジに入力する
4.レジに到着予定日付と、金額が表示される
※厳密には違いますが、簡略化しています
何が言いたいかと言うと、「郵便番号」「荷物の大きさ」を入力すると、
「到着予定日付」「金額」がレジに表示されます。
お客さんも、店員も、どういう計算でその金額が導き出されたのかは
よく知りません。(コンビニの本部の人が決めているのでしょう)
それでも、金額は表示されます。これが関数です。
関数を使うメリットは先のコンビニのケースで言えば、
ということで、誰か(この場合は本部)が1回計算式を作ってくれることで
他の人はただ、それを使えばいい(どうなってるか知らなくていい)ということです。
逆に、デメリットは
もし、本部の作った計算式が間違ってるとすると、全店舗で
その計算式を使っているため、全店舗に影響が出てきます。
また、ほとんどありませんが、顧客に「どうやって計算してるの?」と聞かれても、
「いや、わからないです。レジがそう言ってるんで」としか答えられません。
デメリットのケースがほとんど無いとすると、メリットが大きく、
関数は(この場合は、本部が計算式を作ること)はとても価値があります。
このように、本来はみんながそれぞれやらなければならないことを、
誰か1人があらかじめ作っておくことで、他の人は何らかのデータを
渡すだけで、(どうなってるか知らなくても)結果だけをもらうことができます。
これが関数というものです。
次回以降に、具体的なプログラムを紹介したいと思います。