2015年10月29日

PHP はじめての関数 その3 〜返り値〜

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前回は引数を具体的なプログラムで説明しました。
今回は返り値(かえりち)を説明したいと思います。
この記事は前回のプログラムと比較して読んで下さい。
さっそくサンプルプログラムをみてみましょう。
 


<?php

function return_word($data){ 

	if($data == 1){ 
		return "a"; // aという文字を「返り値」として返す
	}else if($data == 2){ 
		return "b";
	}else{ 
		return "c";
	}	

}//ここで関数終了

$a = 1;
$b = 2;
$c = $a * $b * $b; 

echo return_word($a); //関数return_wordの返り値をecho

echo "<br>"; //改行

echo return_word($b); 

echo "<br>"; //改行

echo return_word($c); 

?>

実行結果

スクリーンショット 2015-10-29 5.54.19

解説

実行結果は前回と変わりませんが、echo を行うタイミングが違います
前回は関数の中で echo していましたが、今回は「 return 」という命令を使って
関数を呼び出した部分、つまり、 return_word($a); のところに
返り値(かえりち)を返しています
 
具体的には return_word($a); は 「a」という文字が返ってきます
従って、echo return_word($a); という1行では返ってきた返り値であるaを
表示
することになります。
 
ちなみに、関数について少しだけおさらい。
 
スクリーンショット 2015-10-27 5.57.37
 
原則として、関数を利用する場合には引数(ひきすう)を渡し、
返り値(かえりち)を受け取る
、という流れになります。
 
つまり、関数内で echo していた前回のプログラムは基本的にはNGで、
返り値を返して、関数を呼び出した側で echo を書くほうが
プログラムとしての美しさがあります。

まとめ

・関数は return を使って返り値(かえりち)を返すことができる
・関数の原則は引数を渡し、返り値を返すこと

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