2015年8月5日

初心者向け PHPとHTMLの違い

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大学生に対してプログラミングの講座を行っている時に
よく聞かれる質問の1つにこんな質問があります。
 

PHPとHTMLって何が違うんですか?

そもそも、なぜいくつもプログラミング言語があるのか?
という質問も頂きます。
 
今回はPHPの簡単な説明と、HTMLとPHPの違いについて書いていきたいと思います。

PHPとは

PHPとは

 

PHPとはHypertext Preprocessorの略で
動的なHTMLを生成することによって動的なWEBページを実現する
サーバーサイドのスクリプト言語です。

Hypertext Preprocessorの略でPHPってちょっと微妙ですよね。。。
諸説あるようです。
※ HTMLは HyperText Markup Language の略です。
 
動的なHTML、サーバーサイド、スクリプト言語など意味不明なワードが
並びますがこれに関しては別途書いていきたいと思います。

PHPとHTMLの違いとは

HTMLとPHPの違い
 
それではPHPとHTMLの違いについて書いていきたいと思います。
 
上図左側のHTMLで作られたウェブサイトは、企業のホームページのように
アクセスしたのが同じ時刻であれば、誰が見ても同じ情報が表示されます。
 
これを静的(せいてき)なページといいます。
 
一方、右側のPHPで作られたウェブサイトは、Facebookや、Twitterのように
アクセスした時刻が同じであっても、誰が見たのかによって異なる情報が表示されます。
 
例えば、今、私とあなたが同時にFacebookにアクセスしたとしても
ブラウザに表示されるフィードの内容は異なります

 
もっと言えば、Googleで「PHPとHTMLの違い」と検索した時に表示される結果さえ
私とあなたでは検索結果が異なります。
 
このようなページを動的(どうてき)なページといいます。
 
HTMLは静的なページを作ることはできますが、動的なページを作ることができません
一方、PHPであれば動的なページを作成することが可能です。
 
例えば、このブログに10回アクセスしてくれた人にだけ、
「10回目の訪問ありがとうございます!」と表示することもできるのです。
※ 他の人が同じタイミングでアクセスしても、その人には表示されません。
 
一言で書くと、PHPで作られたウェブサイトは
 

人や時間などによって表示する内容をカスタマイズできる

ということなのです。

まとめ

PHPで作られたウェブサイトは人や時間などによって表示する内容をカスタマイズできる。
 
FacebookやTwitterのようなウェブサービスを作りたいのであればHTMLだけでは
実現不可能で、PHPなどの言語を学ぶ必要がある。

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