2015年8月14日

PHPで変数を使う(後半)

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今回も引き続きPHPで変数を使う方法について書きたいと思います。
前回は
 

<?php
$suji_box = 1; //$が変数を表し、suji_boxが変数名
$moji_box = "aaa"; //変数名をmoji_boxとすることで、文字が入ってるのがわかる

 
という形で変数にデータを入れる方法を書きましたが、
今回は変数に入れたデータをどうするか、について書きたいと思います。
まずは実際のプログラムから。
 

<?php
$suji_box = 1; 
$moji_box = "aaa"; 

echo "hello world"; //ブラウザに hello world と表示する。
echo $moji_box; //ブラウザに変数moji_boxに入っている中身を表示する

$suji_box = $suji_box + 1; 
/*
変数suji_boxに入っているデータに対して1を足す。
つまり、1+1で、2になる。
それを変数suji_boxに入れる。
つまり、suji_boxの中のデータは2に上書きされる。
*/

echo $suji_box; //ブラウザに変数suji_boxに入っている中身を表示する

 
前回の記事で変数は引っ越しの荷造りに使う「段ボール箱」という説明をしました。
 
引っ越し元の家では荷物を段ボール箱に入れる(=変数にデータを入れる)作業をしますが、
一度ガムテームで閉じてしまった段ボール箱に追加で荷物を入れたりします。
これが $suji_box = $suji_box + 1; の部分のイメージです。
 
また、引っ越し先では段ボール箱を開けて中身を取り出します
これが echo $moji_box; や、echo $suji_box; のイメージです。
 
これまで、echo “hello world”; を例題として説明してきました。
これはブラウザに hello world と 表示するプログラムです。
 
今回は echo $moji_box; と echo(=表示するという意味の動詞)の後に
変数名が記述されています。
 
これは変数$moji_boxの中のデータをブラウザに表示するという意味となります。
つまり、ここでは「aaa」と表示されることになります。
 
くどいようですが、下図も御覧ください。
 
スクリーンショット 2015-08-14 7.58.26

変数名の付け方(命名規則)

変数名には名前の付け方に命名規則(ルール)があります。
 
スクリーンショット 2015-08-14 8.11.09
 
ハイフン「-」などが使えないこと、小文字の $moji_box と、 大文字の $Moji_box は
別の箱
とみなされることに初心者の方は気をつけて下さい。
 
シンプルに書けば変数名はその箱に何が入っているかをわかりやすい言葉で
表す
のが良いと思います。 $moji_box は文字が入っている箱というイメージです。
 
IT企業内では変数名の付け方に企業独自のルールを作っている場合があります。
これは複数名で開発する場合に変数名の付け方がバラバラだと、その変数に
どんな意味を持つデータが入っているのかがわからなくなってしまうからです。

まとめ

echo 変数名; と記述することで変数の中身をブラウザに表示することができる。
 
変数名の付け方にはいくつかの命名規則規則がある。

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